走行距離少なく、とても大事にされているR56さん。
しかし走行中になんだかエンジン不調、
次に乗ろうとしたらエンジン掛からない。。
いろいろな原因が考えられるけど、
エンジン本体が無事でありますように
R56中期モデルのN18エンジン搭載車。
テスター診断するも、DME(エンジンコントロールユニット)に故障メモリーは無し。
エンジン掛からないのに??
セルモーターは普通に回る。しかし始動できない。
テスターでいろいろな情報をチェックしながらエンジン始動を試みる。
アクセルペダルを踏んだりしながら何度かセルを回していると、
たまに初爆する時があった。 でもその後は何度やっても初爆もしなくなった。。
そしてテスター実測値を見ていると、、、おかしい数値を発見。
車種、モデル、年式によってはテスターとの相性?があるのか、
たまにめちゃくちゃな数値が表示されて、あてにならない場合もあるので
そんなパターンかな?と後まわしにしていたけど、、
冷却水温度が ‐30℃台 になってる。 ここは日本、外気温は20℃。
というわけで水温センサーのカプラーを外し、ダミー信号テストをしてみる。
適当な抵抗を選んで、ハーネスカプラーに接続してみると、、
テスター実測値は、、、+50℃台に変化。
おっ これはひょっとして??
テスター上での水温値が+50℃台の状態でスタートボタンを押すと、、
まぁ普通にエンジン始動。。。
これでテスター実測値が正しかったことと、水温センサーの故障が確定。
最初に少し初爆があったのは、たまたま濃いガスでも燃焼したんですね。
そしてその後のトライで濃い燃料を噴きまくり、スパークプラグがベッタベタだったと思われる。
というのも、このクルマ、、実はスパークプラグの点検ができない。。
かなりの低走行で結構な年数が経ってしまっているので、
スパークプラグにイグニッションコイルが張り付いてしまっていて
イグニッションコイルを外そうにも引っこ抜けない状態。
なので無理に引き抜くと、イグニッションコイルがバラバラになってしまうという困った状況。
R56系ミニのサーモスタットには大まかに2種類ある?ようで
電気配線が4ピンカプラーのタイプと、2ピンカプラーがふたつのタイプ。
その2種類うち、今回故障した現車の部品は4ピンカプラータイプ。
このタイプの場合、水温センサーは単体で交換できないので 部品としてはサーモスタットハウジング丸ごと。
そして届いた新品部品は、、2ピンカプラーがふたつのタイプ+専用変換ハーネス。
おそらく対策部品になっているんだと思う。
このサーモスタットハウジング自体、経年劣化によりいつか冷却水漏れが発生してくる部品なので、
予防整備になったとも言えると思います。
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