別件の整備で入庫していたW220さん。
工場内でゆっくり移動をしていると、
突然 バン! という音とともに
大量のオイルが流れ出した。。
遠方の出先などでなくて良かった、と言えますが
漏れたオイルの匂いで、多分このオイルだろうと分かるんですが、、
広範囲に飛び散ってしまっており、漏れ場所が分かりにくい状況。
V6・V8の通常モデルのW220は、エアサスの足まわりなんですが、、
このV12エンジン搭載のS600は油圧を使ったABCというサスペンションシステム。
当然、漏れが発生した場合はエアサスと違いオイルが出てくるのです
このABCは高圧のオイルで車高を上下させるシステムなので
漏れが起こった場所によっては高い圧力のオイルがぶち撒かれる、、
まさに今回の状況。そしてこの独特のにおいはやはりABCオイルだった。
かなりの圧力がかかったABCオイルが噴出したようで、右前まわりまでオイルまみれだったけど
やはり左前のABCバルブブロック付近がひどい状況。
バルブブロックの上方にあったホースに穴を発見。
ホースの穴からは、高圧に耐えるための金属メッシュが見えています
それまでこの部分からオイルがにじんでいたわけでもなく
突然に破裂したと思われるので、もし高禄道路走行中だったらなどと思うととても恐ろしい。
このホースを新品に交換し漏れがないことを確認、ABCサス自体の動作にも問題は無し。
これにて修理は完了なのですが、、他の高圧ホース類に穴が開かないことを祈ります
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