BMW F30の 3シリーズさん
N20 直4ターボエンジン搭載。
冷却水温が高温になった時に回るはずの
ラジエター冷却電動ファンが、
なぜか高速で回り続ける。
エンジンチェックランプは点灯していない。
水温が異常な高温になっているわけでもない。 でも電動ファンが高速で回り続ける。。
テスターをつないで診断すると、電子制御サーモスタット配線断線のフォルトコードが。
サーモスタットって昔は 水温が設定された温度まで上がると自動で開き、下がると自動で閉じる、
完全な機械式の自動開閉だったけれど
現代の電子制御サーモスタットは、 従来の機械式+電気での積極的制御 な感じ。
なので断線となると正しい制御ができなくなりオーバーヒートの危険があるので、
安全のため電動ファンを高速回転させているという状況。
しかし、、エンジンチェックランプ点灯もさせた方が分かりやすくていいんじゃない??
BMW F30 320iのエンジンルーム。
全長の短い4気筒エンジンを縦置き搭載、そしてエンジン前方には大きなエアクリーナーボックス。
ぱっと見、サーモスタットがどこにあるかは見えない状態
最近よく修理交換するサーモスタットといえば
エンジン本体の水路に取り付けられており、またたくさんのホースが刺さっているイメージ。
それに対してこの3シリーズのサーモスタットはとてもシンプル。
エンジン水路には取り付けられておらず、水路としては3本のホースのみ。
電子制御が入っていることを除けば、大昔のBMWサーモスタットに似ているシンプルさ。
テスター上では「電子制御式のサーモスタットが配線断線」となっているが、
実際のところを抵抗値測定にて確認。
左の新品は11Ω。 右の外したものは断線してはいないようだが31Ωと抵抗値が3倍に増大していた。
車両に組み込んでテストすると
電動ファンの高速回転は止まり、故障コードも入力されなくなった。
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