津市 ベンツ W124 300D 純正カセットデッキ 修理 三重県 ティーズアート

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ベンツ W124 300D 純正カセットデッキ 修理

 カセットデッキの純正オーディオにこだわる

80-90年代のベンツEクラス、W124モデル。

このころのオーディオはもちろん
「1DINサイズのデッキ」だったので、
社外オーディオへの交換がしやすい。

しかし当時の純正品も雰囲気良いのです

 日本仕様のベンツ純正カセットデッキは、、松下「Technics」製。

今回の依頼は、純正カセットデッキの不調。
修理してほしいとのことで、、

一応修理業者に確認してみると「もう部品が出ないため修理受付できない」の回答。

しかしオーナーさん、ほぼ同じ純正デッキをあと2つ持っているそうで。。
じゃあ、それらから部品取りしてなんとかならないかやってみようということに。

 合計3台の純正カセットデッキ、まずは全ての機能を状態確認から。

まずはとにかく現状の動作チェック。
電源とスピーカー、そしてアンテナリモートには電圧計をつないで確認。
結果は、、

A:カセット不動、アンテナUPボタン接触悪い時あり
B:カセットの早送り&巻き戻しのみできない
C:カセット不動、ディスプレイ映らない、201品番のためか音量が小さめ

 確認しながら分解していく。。

当然、内部の組立情報・部品情報など全くないけれど とにかく悪いところを見つけるのみ。

本体からカセットドライブユニットを取り外し、チェックしながら分解していく。

「ベルト切れ」とか「ギア破損」なんかがあると、見た目で分かりやすいんだけれど、、
特に破損はなさそうな感じ。

 分解目視確認、破損部は無い。 そして、、動かない部分を発見

結果、A~Cの3台とも破損部は無かった。
もし電気系側の基板内部品の見てわからない故障の場合は、、お手上げになっちゃう。

なのでしつこく機械部の動作を確認していくと~

回らないギアを発見! その原因は、、なんとグリス。
30年前のグリスは完全に変質し、ギアを固着させていた。

そんな「元グリス」さんの付いたギアやシャフトを分解洗浄し、新たにグリスアップ。

そして組立てていくが、ギアの位置合わせが必要な部分などもあってすんなりとはいかない。
何度も、こうかな?って試しながら構造を理解していきながらの組み立て。

 ベンツ純正カセットデッキ、無事に作業完了

3台とも、メカ部が問題なく動作できる状態にメンテして、、組み戻し。

そして再度動作確認すると、、、

A:カセット出し入れできるようになったが、再生できない、アンテナUPボタン接触悪い時あり
B:すべての動作OK
C:カセット動作OK、ディスプレイ映らない、201品番のためか音量が小さめ


めでたく「B」さんは完全動作品となった。

そしてどうせなら予備を組んでおくってことで、「C」さんのカセットメカ部を「A」さんに移植。
これにて「A」さんはアンテナUPボタンの接触以外、完全動作品になりました

 Mercedes-Benz Technics audio for W124 E-class

当時の雰囲気を現役で楽しむことができるようになったベンツ純正カセットデッキ。

やはり80-90年代の made in japan はクオリティ高いと思う。

もちろん日本製・日本メーカーだけでなく、
輸入車・外国製品も、この時代のものは好きだなぁ

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