初代BMWミニのコンバチモデル、R52。
そのSC付きクーパーSさん。
エンジンをかけた瞬間に分かるひどい振動。
これではせっかくオープンにして走行しても、
不快 でしかない状態。。
R53系ミニでエンジンを支持している部品は3点or4点。
ボンネットを開けて簡単に点検できるのが、エンジン側に付くメインエンジンマウント。
ここは劣化具合が分かりやすく、液体封入式なので漏れも点検しやすい。
そのため、ココのエンジンマウントだけを過去に交換してある というパターンも多い。
今回のR52ミニ、このメインエンジンマウントは、、
ぱっと見、きれいそうに見える。
またエンジンマウント下のフレームには過去に内部の液体が漏れた黒い跡が。
海の堤防などで地面に黒い跡があったら、ここでイカ釣れたんだな、、みたいな
きれいそう+漏れ跡=過去に液漏れして交換済み が考えられるが、そんなことはどうでもよく、、
このエンジンマウント、完全に潰れきっている。
上から、エンジン側ブラケット、黒いゴム、エンジンマウントケース。
この黒いゴムとケースの間に隙間があれば正常。。
このエンジンマウントでは完全に着地しているのでモロに振動が伝わるという状況。
続いて下側を点検すると、、まずひどいオイル漏れの状態。要修理。
そしてエンジンオイルパンとフレームをつなぐスイングストッパー、
ゴムのブッシュ部分がオイルでグズグズに変質してしまっており、金属同士が接触している
ATミッション車だとココが分かりやすい。
ミッション側のマウントも潰れきっているため、エンジンミッションの位置が下がり、、
フロントサブフレームの一部とミッションオイルパンが接触している。
ミッションマウントの上にはエアクリーナーボックスなどの吸気系があるので、邪魔なものを取り外す。
フレーム側に付く大きなブラケットを外して取り出したミッションマウント。
マウントケースはミッション側に固定されるので、ゴムブッシュの中央ボルトがフレーム側。
エンジン側のマウントを外す。外したマウントは、、
しっかりと液漏れを起こしており、漏れた液体は下側から刺さる長いボルトをグズグズにしていた。
このエンジンマウントの液漏れ、外に漏れた分は見えるので簡単に掃除できる。
液漏れが起こっていても定期的に掃除さえすればキレイな状態を保てるというわけ。
しかしこの下側からマウントを固定するボルトの部分は、、
漏れた液が入り込むと溜まってしまうようでこんな状態に。
この封入されている液体がエンジンオイルなどのような「オイル」ではないので、
ネジをきれいにしたらこのようにネジ山が腐食してボロボロになっていた。
お電話でのお問合せは
059-213-6655で受け付けております。
「ホームページを見た」とお伝えください
>> お問合せフォームはこちら