パワーウィンドウの故障、、
昔はよくあったけれど
さすがに最近のクルマでは減りました。。
ワイヤーケーブル式では
切れる・絡まる、
ギア式でもギアが欠けるなど・・・
窓が開いてる状態から、雨が降ってきたので閉めようとしたら、、
バキッ ってなって窓全開のまま動かなくなっちゃうと厄介なんですが、
今回の場合は全閉状態。 そのため緊急性としては少しマシ。
だけど今回のクルマは1992年のBMW E36さん。
さすがに経年劣化であちこちいろんなことが起こって来るので、
追加作業がどうしても増えちゃうのはしょうがない。
ドア内張・ドアインシュレーターを外すと見えるパワーウィンドウレギュレター。
ドアパネルへの固定がリベットでなくボルトナットになっているので、一度は脱着されている様子。
そしてドア内を点検すると、金属クリップが転がっている。
先ほどの金属クリップは、ドアガラス下側とレギュレターを接続するスライドピースの一部。
劣化+無理な力が掛かったのか、
スライドピースが破損してレギュレターのボールジョイントが外れてしまっている状況。
まず2つのスライドピースを新品に交換してみると、、
途中まで窓は動くが、あるところでバチンとボールジョイントが外れてしまう。
旧ウインドウレギュレターを加工してなんとかならないか数回試してみたが、、
ダメ。やはりバチンと外れてしまう。
そして届いた新しいウィンドウレギュレター。
変形具合などを見くらべて確認していると、問題のボールジョイント部に違いが。
元の物よりもボールジョイントの足が長くなっていて、これはいい方向に対策されている感じ。
旧レギュレターの変形だけでなく、ドアパネル自体の変形も心配だったけれど
交換後はバッチリ正常に開閉できるようになった。
レギュレター修理完了はここでは終わらず、外した部品の修正なども必要。
ドアインシュレーターに付いていたスポンジは、、触れるとぽろぽろと崩れていったので
今回はスポンジをすべて落として糊残りも除去。
そのうえでドアパネルとの接着部もキレイにし、新しくブチルテープにて接着。
そしてドア内張は、上部の革がめくれていたので接着修理して組付け・完成となった
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