津市 ベンツ W212 E250 エンジンチェックランプ点灯 津市 ティーズアート

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ベンツ W212 E250 エンジンチェックランプ点灯

 調子は問題なし、エンジン警告は点灯。

W212型の後期モデルEクラス、
M274直4ターボエンジン搭載のE250さん。

突然エンジンチェックランプが点灯し始めたけれど
エンジンの調子には特に変化なし。

問題なく走行できる状態だけれども、車検は通りません。

 触媒後O2センサーに断線がある

テスター診断すると P014013 P014100 P003613 。
シリンダーバンク1のO2センサー2に断線、故障があるとのトラブルコードが入っている

昔からO2センサーの故障トラブルって多かったけれど、
そうなったときの症状はさまざま。
まず今回と同じ触媒下流側のセンサーの場合はエンジン不調になりにくいけれど、警告は点灯する。
触媒上流側センサーが故障した場合は、、
その車両のエンジン制御によって、不調の具合にかなり幅があるイメージ。

高温の排気ガスが通る排気管に設置されるセンサーなので、
当然、熱によって故障が起こりやすい部品なんだけれど、、最近はあまり壊れなくなったなぁ

 M274 直列4気筒ターボエンジン。

今回のEクラスはV型エンジンではなく直4エンジン。そのため排気管はバンク1側のみ。
普通にいけばO2センサーは触媒の上流側と触媒の下流側、合計2つが装着される。

 右側排気の縦置き直列エンジン + 右ハンドル車

触媒下流側O2センサーのヒーター回路が断線していた。
配線カプラー部分で直接抵抗値を測定すると、無限大を示す。


昔からベンツやBMWなど、
縦置き直列エンジンのドイツ車では左側吸気・右側排気となっていることが多い。

そのため右ハンドル車の場合はステアリングシャフトと排気管が近くなっていて、
少し無理のあるレイアウトだったり 何かの部品が熱害を受けたり などということも。

今回のW212に関しては特に問題は無いと思うけれど、
少し気を付けたいのはステアリングシャフトに近いところを通るO2センサーハーネス。
もちろんクリップで固定されているが、
取付け不良やクリップ破損となると回転するシャフトに干渉する恐れがあるので注意したい。

 配線カプラーを外したままエンジンを始動すると、、

問題のO2センサー。ためしに配線カプラーを外した状態にしてみると。

カプラー外れ=断線 となるのですぐに数個の故障コードが入ってきそうだが、
この車両の場合は違った。

まずイグニッションオンで故障メモリーを消去、エンジンを始動すると、、
エンジンチェックランプは点灯せず、故障コードも無しのまま。

すぐには状況が反映されず、しばらくエンジンをかけたままにしておいたら点灯してきた。 

 新品O2センサー、ヒーター回路の抵抗値は3.3Ω

このO2センサーの場合、ピン1-2がヒーター回路。
元々付いていた部品では抵抗値無限大、
別車両のベンツV8エンジン車に付いているセンサーで4.1Ω、
取り寄せた新品O2センサーでは3.3Ωだった。

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