津市 ベンツ W212 E250 ヘッドライト点灯不良 修理 津市 ティーズアート

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ベンツ W212 E250 ヘッドライト点灯不良 修理

 ヘッドライトが正常に点灯しない。

W212 Eクラスの後期モデルさん。

フロント事故での修理後、
左右のヘッドライトが正しく光らない状態に。

結構ひどい事故だったらしく、
ヘッドライトを交換しているとのことだが。。

 左:ロービーム以外すべて光らない 右:ロービーム&ハイビームだけ光らない

交換されているのは、左側のヘッドライト。
メーター液晶にはたくさんの灯火系エラーメッセージが表示される状態。

テスター診断をしてみると、、
左ヘッドライトには電源関係に異常があるとの故障コードが複数、
右ヘッドライトには「左ヘッドライトとの通信がおかしい」の故障コード。

 左ヘッドライト電源用のヒューズが溶断、ヒューズ交換するもすぐ切れる。

まずヘッドライト関係の電源まわりを確認。
関係しそうなヒューズはいくつかあるので一つずつチェックしていくと、、
トランクルームのヒューズが一つ切れていた。

とりあえずためしにヒューズを交換してみると、、すぐにパチンと切れてしまう状況。
どこかで配線がショートしてしまっている感じ。

 左ヘッドライトを分解してみると、、ユニットが水没してひどい状況だった

これでは、、ユニット内でショートするはず。

問題の左ヘッドライトを外して、
ヘッドライト下に装着されているコントロールユニット2つを点検したところ
とんでもないことになっていた。 
完全に水没した状態、とりあえず今は乾いているが原因はコレで間違いない。

ではなぜロービームだけは点灯していたのかというと、
ロービームLED用の電源配線だけは別配線・別回路を通ってLEDを点灯させていたから。

 コントロールユニット水没の原因は、、これ

元々、この故障になる前どういう状況だったかというと、、フロントの事故。

事故の時に左ヘッドライトレンズは破損しており、
そこからヘッドライト内部に雨水が入り込み、、ヘッドライト自体は新品に交換したものの
コントロールユニットは水没したものを使いまわしてしまった様子。

 2つのコントロールユニットを交換、各種設定を完了して無事に復活

水没ショートのユニットが取り付けられていたヘッドライト、
それによる2次災害でヘッドライトにおかしな影響が残らないか少し心配だったけど。

2つのコントローユニットを交換した後、診断機にてコーディングやキャリブレーションを行って、、
無事にすべての機能が正常に働くように。
たくさん表示されていた警告メッセージも出なくなり、、

またロービーム&ハイビームだけおかしくなっていた右ヘッドライトの症状は
やはり左ヘッドライト不良によるものであった

 ヘッドライトの「底部」に装着されているため、水が入り込むとこうなる。。

この2つのヘッドライトユニットは、、ヘッドライトの一番下の部分に取り付けられている。

なので今回のように水分が入り込んだ場合、当然このユニット内に水が溜まっていき基盤が破壊される。
最近多いクルマでいえばBMWのF10 5シリーズなども一番低い部分にユニットが付いており、
水が入り込んだ場合は水没で基盤が破損する

ヘッドライトの一番上の部分に付けといてくれたら、こうなるリスクは少ないのかもだけど、、
設計上いちばん付けやすい部分がヘッドライトの下部なんだと思う

ちなみにこのW212 Eクラスでは、今回のレンズ割れ以外の通常時に水が入って水没した例は無い。

逆に、、
通常状態でも水が入り込み基板水没が多発しているBMW F10 5シリーズは、、
最悪と言えてしまう。防水処理がまだの方は早めに対策を。

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