バッテリーの警告が出た!といえば
普通は、、オルタネーターかバッテリーが原因。
その場合、警告がエンジン始動前に出るか
エンジン回転中に出るかでだいたい判断できるが…
このR230 SLさんはバッテリー関係が特殊なクルマ。
他にも原因が考えられるのです
この世代のベンツには、大きめのバッテリーが2つ搭載されている車種があり、、R230SLもそう。
エンジンルームにエンジン始動用バッテリー、リアトランクルームには補給用バッテリー。
その二つのバッテリーは独立しており、BNSというユニットで接続or遮断をコントロールしている。
このユニットで、始動用バッテリー・オルタネーター・補給用バッテリー の断続をコントロール。
イグニッションのオン/オフや各バッテリーの電圧の状態などによって、
数パターンのモードに切り替えを行っている。
今回の車両の場合、エンジン始動後に前後バッテリーの電圧を測定すると、、
リアの補給用バッテリーにはオルタネーター電圧がかかるが、
フロントの始動用バッテリーにはオルタネーター電圧がかかっていなかった。
他のR230SLから正常なBNSを借りて入れ替えテストをしてみると、
バッテリー警告は出なくなり フロントの始動用バッテリーにオルタネーター電圧がかかるようになった。
原因はこのバッテリーコントロールユニット。。
他のベンツだとW221のSクラスやW216のCLなんかにも搭載されているけれど、
R230のSLで使われているものとは全く異なる、、
つまりR230専用部品なわけ。なので余計に価格も高価。
今回はユニット修理業者さんにて内部基板の修理となった。
ただし内部基板が激しくショートしていたりして焼けている場合もあるそうで、
その場合は現品修理が不可となる。
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