津市 アウディ A4 2.0TFSI 排気ガス不良 修理 三重県 ティーズアート

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アウディ A4 2.0TFSI 排気ガス不良 修理

 排ガスが濃くて車検に通らない。

CDNエンジン搭載のアウディA4さん。

特別、不調は感じないし
エンジンチェックランプも点灯していない。

だけど、、
排気ガスがNGで、車検に通らない状態。。

 エンジンコントロールユニットに故障履歴は残っていない

テスター診断すると、エンジンに故障メモリーは無し。
まずノーヒントな感じ。

で、やはり排気ガスは臭くて有害成分が排出されている感じなのがよく分かる。

 排気ガスのCO(一酸化炭素)濃度は、基準値の3倍になっている

排気ガスの濃度を測ってみると、、CO値が車検が通る基準の3倍。 
毒ガス攻撃な感じで車検は通りません。

そしてテスターから燃調の実測値を測ってみると、
短期が-25%、長期が-30% 。。
これは、燃料が空気に対して多すぎるから「噴射する燃料を減らせ」と指示を送っている状態。
もちろん0%付近の数値になっているのが正常。

ここまで燃調が狂っていて有害物質を吐き出しているのに、
故障コードが入らない・エンジンチェックランプが点灯しないっていうのは、、
エンジンコンピュータのプログラムが設計不良と言えてしまう状況。

 4気筒直噴ターボのアウディCDNエンジン。

縦置きでエンジンが搭載されているA4。

燃調がおかしくなるトラブル、
燃料が薄い方向であれば吸気系のどこかで2次エアを吸っていることが考えられるが、、

今回は燃料が濃い方向なので逆。
エアクリーナーが詰まるなどして正常に空気が吸えていないか、
どこかからガソリンが多く送り込まれてしまっているか。

 ヘッド・インマニ間のブローバイホースを外すと、、 明らかにガソリン臭い

シリンダーヘッドとインテークマニホールドをつなぐブローバイホース。
これを外してみると、、ガソリンのにおいが。

そして今度は、その状態でインマニ側のみフタをしてエンジン始動、排ガスを測定してみる。
少しアイドリングして数値が安定してきたら、問題なく車検に通る排気ガス濃度になった。

ただこのブローバイホースは外して大気開放した状態だとNGで、車検に通らない。

 燃料ハイプレッシャーポンプから、シリンダーヘッド内へのガソリン漏れ。

このCDNエンジンは直噴、「ダイレクトインジェクション」。

直噴エンジンの場合、一般的に燃料タンク内に低圧ポンプがあってエンジンへガソリンを送り、、
エンジンのどこかに付いている高圧ポンプでハイプレッシャーを生み出す。

そのハイプレッシャーポンプの装着場所は、、
エンジンブロック横付近のパターンや、シリンダーヘッド横または後端のパターン。

今回のCDNエンジンはシリンダーヘッドの横面。
つまりカムシャフト駆動で高圧ポンプが作動しているのだが、、
そのハイプレッシャーポンプが内部故障を起こして燃料漏れが起こすケースが。

 地味にコレ、結構な大問題だと思うんだけど。。

このトラブル、ワーゲン/アウディ系エンジンで多いようで、、

ガソリン漏れ、、外への漏れは大変危険で火災の原因に。
今回のようなエンジン内部への漏れは火災リスクまだ小さく見えるかもしれない。

でも大雪の高速道路で立ち往生、排気ガスが車内に侵入なんて場面を考えたら
CO濃度が高いんだから人間への危険度は相当なもの。
しかも今回の車両もそうだがクルマのオーナーは問題に全く気付かず乗っていた。
せめてエンジンチェックランプが点灯してくれたら早く気付けるのに、点灯しない設計不良。。


燃料高圧ポンプ交換後に、燃調と排気ガス濃度を確認。
これで車検に通り、安心して乗ってもらえる、あと燃費も良くなってるのは間違いない。





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