W211Eクラスのディーゼルエンジン車。
OM642、V6ディーゼルターボエンジン。
エンジン後方付近から、
真っ黒なオイルが大量に漏れていました。
V6のインバンクシングルターボエンジン。
最近のインバンクターボは内側排気ですぐターボチャージャーという配置なんだけど
このエンジンの場合は外側排気という珍しいレイアウト。
そのため、Vバンク間はかなり忙しいことになっている。
後方にはターボチャージャーがひとつ、中央付近にはディーゼルの燃料フィルター。
まず、Vバンク間の上にあるものを外していきます。
最後方にあるターボチャージャーは排気ガスで高温になる部品。
エンジン外側にある左右エキマニから、各バンクのエキパイがエンジン後部をのぼっていきタービンへ。
そしてタービンアウトレットの排気は再びエンジン下方へ降りていきます
そして各部品を外した下にあるインテークマニホールドを摘出。
このインマニは1気筒あたりに丸ポートと四角ポートがあり、
よく見ると丸ポートの中にバタフライが入っています
インマニを外してやっとたどり着いた、オイル漏れポイント。
Vバンク間に水冷式オイルクーラー(ヒートエクスチェンジャー)が
直接取り付けられており、そこから大量にオイル漏れ。
エンジンオイルの入り口&出口、冷却水の入り口&出口の計4個の通路が見えます
しかし~なんでこんな位置にコレを付けちゃった、、な感じ。
ベンツさん、他のV6・V8ガソリンエンジンでの水冷オイルクーラーは、
エンジンオイルフィルターケース部に重ねられる、一般的な取り付け位置。
その場所だったらこんなに分解する必要はないんですよね。。
そしてココで漏れたオイルは、エンジン後方へと流れていくのでした
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